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こづかいの使い方を自分なりに学ぶのです。この経験は時間がかかります。大人でも、衝動買いしたり、つまらない物を買ってしまうことがあるでしょう。それくらい時間のかかるものなのです。

また、こづかいの醍醐味は、幅を広げていきます。小遣いの長期化で、子供は貯金のアイデアも湧いてきます。貯金することで高価な物を買うことができることを知っていくのです。そのためにどうすればいいのかなど、子供は次々と頭をしぼって学びます。同時に「知恵」も養っていくのです。

想像力を身に付けることができるので、計画性や独創性の学びにもなります。なので、小遣いをあげることで、子供の教育上にも有利に働きますよ。

ですが、それには、たくさんの失敗は必須です。決して初めから、子供に自主性や、計画性や、同理性を強要してはいけません。」時間を費やしながら、子供のレベルに応じながら、ゆっくり丁寧に教えてあげるといいでしょう。

また、同時にお金はどうやって手に入れているのかをきちんと簡単でかまいませんので説明しておきましょう。我が家の場合は、どうかなど労働と報酬の関係を本当に子供のレベルで構いませんので伝えておくのです。そして、家族のひとりひとりが沢山使ってしまえば、他の家族が使えるお金がなくなってしまって困ってしまうこともちゃんと話しておくことが必要です。

そうすることで、将来の仕事への意欲なども身に付けることができますよ。お金と教育の関係は、意外と深いものなのです。

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Q　一年生の子供が、突然「友達がおこずかいもらっているから。僕にもちょうだい」といってきました。いずれはと思っていたのですが、適した時期もあるのではと考えます。もし、与えるにしても、何か注意しておいたほうがいい点はありませんでしょうか？

A　そうですね、現在、最もおこずかい制を取り入れているのは小学一年生のようです。子供のおこずかいは、一ヶ月にいくらとか一週間にいくらといったように、ある一定期間に、一定額とするのが望ましいとされています。そうすることで、子供がお金を自主的に管理するようになります。

こうして、「計画性」を養ってもらうよう仕向けるのです。しかし、初めての経験はなんでも失敗だらけです。おこづかいを初めてもらえば、衝動買いもしたくなりますし、浪費的になりますし、計画的に使うにはほど遠いです。

ですが、ここで重要なことは、子供がこづかいを使い切ったとしても、すぐに与えないことです。ここで、子供はこづかいのない辛さを学べるのです。この自分のやり方で辛くなったことの経験をさせるのもおこづかいを与える意義の一つです。

こうして、失敗を重ねるうえで、欲しいものを買う楽しさ、なくなったときの辛さ、つまらない物を買ったときの後悔などの体験をします。

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Q　入学してから、どんどん言葉がわるくなってしまって困ってます。特にお客様がいらっっしゃったときなど本当にハラハラします。一体学校で、どんな指導をしているのでしょうか？家ではどのようにしたらよいのでしょうか？

A　言葉はいわば生き物のように環境によって変化します。そして、幼児から小学校にあがると一気に新しい環境にはいります。そこで、子供はさまざまな場面と遭遇しますし、そこでの言葉を吸収していきます。

まず、家庭で使われない耳慣れない言葉から、学んできます。ですので、丁寧な言葉を教えている家庭であればあるほど、びっくりするくらい珍しい言葉を接し、学びます。

そこで、なんとか思いとどまってほしい点がひとつあります。それは、そんな言葉遣いで。と禁止しようとすることです。これでは、子供は友達付き合いを円滑に進めることができません。子供にとっては友達が基準です。友達と友達になりたいときは友達の言葉を共有して仲を深めていけるのです。

なので、無理に押し付けるのではなくて、子供の自主性を尊重することも大切ですよ。コミュニティの中で、相手の気持ちを考えられる言葉遣いを知ることが、何よりも大切なことだと言えるでしょう。

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しつけというものは、子供の発達に応じ、変化していきます。レベルもあがっていくのです。一人前として社会で適応させるまでにしつけは続きます。そして、社会で認められて自立できるようになって初めて完了を迎えるのです。小学一年生でしつけを教えるのをやめられては一体誰が社会で一人前と認められるのでしょう。

ただ、子供の立場からの環境の変化も重要にみておかないといけません。新一年生は、学校生活になれるのが精一杯です。緊張や戸惑う場面も毎日あるでしょう。最初は、ストレスと疲れでくたくたで、しつけまで気持ちが向かないのも自然です。

ですので、すぐに親がしつけも！と張り切って教えていくのは、少々考えものです。しばらく停滞しているなと感じられても、少し見守ってあげるくらいが子供にとって大事といえるでしょう。もし、見かねてしまったときも、激怒せずに丁寧に説明し、目的と方法を思い出させてあげてください。時間を上手につかって子供の余裕を優先させてあげましょう。

いずれにつきましても、それは学校生活の安定が感じられるまでです。子供も学校に安心感がでてくればさらに余裕が増えますので、しつけの再開にも気持ちがしっかり向いてくれるでしょう。

そのとき、勉強に押しつぶされて、親がしつけを疎かにしてしまわないことが重要です。日本史などの暗記モノは、反復練習が大切です。しかし、親が無理に覚えさせようとしても、子供は覚えてくれません。なので、自発的に勉強をするように、工夫をする必要があるわけですね。

たとえば、「冠位十二階の制度」について覚えさそうとするのであれば、聖徳太子がどういった理由でその制度を作ったのかということを理解させないといけません。これまでの位を一族ではなく、個人に与えるようになったきっかけとなった制度ということを理解させましょう。

意味を正しく知ることができれば、日本史も楽しく理解することができるはずです。

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Q　入学したというのに、身の回りのことが自分でさっさとできないのよ。と我が子のことを話しましたら、上級生のお母様から「入学すればしつけより勉強でしょ」と説教を受けました。そうでしょうか？

A　入学した生徒さんをみて、まず、嘆かれる先生の一言。「びっくりするくらいいろんな知識を身につけていらっしゃる子が簡単な身の回りの整理など疎かなんです。そして、それを親に相談しますとなぜか親は身の回りのことに手をかけて子供は何にもせずに身の回りのことを終えてしまうのです。。ですので、しつけより勉強ということを刷り込ませているのでしょう。」

入学と同時に親の考えは勉強の心配にシフトし、いかに勉強させるかばかりになってしまいます。そこで、しつけのことは放置され、ここから、子供たちは勉強だけすればいいという妙な風土に浸かっていきます。

少々オーバーな言い方を使わせていただくのであれば、しつけは「幼稚園卒」のレベルで大丈夫ということになるわけです。どことなく幼児っぽい青年が多くなったのも、そのせいかもしれません。

でも、社会に出てからであれば、しつけの重要性が浮き彫りとなります。しつけは、小さい時からやっておかないと、体に染みつくことがありません。一方、勉強であれば、いつからでも学ぶことは出来ますよね。

なので、子供のうちから、しっかりとしつけられるようにしておきましょう。

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